寝ても覚めてもダメブログ(仮)

寝ても覚めてもダメ人間のブログです。見ても薬にも毒にもなりませんが暇つぶしには最適かと思います。

ラジオ番組におけるジングルについて

ブログ更新久々です。
今回のブログですが、

 

「ラジオ番組中のジングル」について書かせていただきたいと思います。

というのも、少し前からラジオ番組でCM前後に流れるジングルと言うものに興味を持ち始め、今では曲のイントロを聞くと、「このってジングルで使えるかな~」なんて考えるほどの病気具合です。最近では自粛期間を活かし、自分の聞いているラジオ番組で過去流れたジングルを過去に録音した音源の限り集めて、まとめた音源を制作しました(YouTubeなどの配信サイトにはアップロードせず、あくまで自分が楽しむためにiPhone内に保存しています)。

今回はジングルがどういうものなのか、そして自分なりに考えるジングルの分類分けを記したいと思います。クソまとめ記事風に書くと、

「話題のジングルって何?どう分かれるの?調べてみた!」

となります。こんなことはどうでもいいのでさっさと始めちゃいましょう。

  • ジングルとは?
    天下の書き換え百科事典ことWikipediaによると、

    ジングル(英: jingle)とは、ラジオ番組などでコマーシャルの開始や終了、楽曲・コーナーの切り替わりなど、番組の節目に挿入される短い音楽などの総称。サウンドデザイナーや作曲家により製作され、それらはテレビ番組におけるアイキャッチに相当するものでもある。

    引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB_(%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA

    とのことです。
    ちなみにTwittterでジングルに関する検索をしている際に、ジングルとフィラーを勘違いしている人を良く見かけます。フィラーと言うのは、数局のラジオ局で同時に放送している番組(オールナイトニッポンやJUNKなど)のキーステーション(ニッポン放送TBSラジオ)がCM中、流すCMがないラジオ局のために流れす音楽です。よろしければ理解していただいて、今後はツイート内容をきちんと変えていただけると嬉しいです。
    フィラーと言えば先日、ナイナイANNなどを担当されている三浦ディレクターからフィラーニッポン放送では聞けなくなりますという報告をTwitterでされていましたね。

     

    フィラーがあってのジングルと思っていたので、ニッポン放送で聞けなくなるのは残念です。まぁ、フィラーを聞くためにラグがあるradikoを使おうという気にはなりませんが…

  • ジングル(単体および全体構成)の分類分け
    ラジオを数番組聞いてらっしゃる方ならわかると思いますが、ジングルにはただ番組タイトルを伝えるものから、ジングルでパーソナリティが遊んでいるものまで種類が豊富です。自分も日本中の全分野のラジオ番組を聞いているわけではございませんので全ジャンルを網羅はできないと思いますがご了承ください。


    • ジングルによる全体構成での分類
      1. 決まった順番で流れる
        「さっきあのジングル流れたし、次あれだな~」とか、「あ、もうこのジングル?もうこんな時間か~」って思った経験が皆さんも1回くらいはありませんか?そういうのです。
        例としては、「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」やゲスト無しの「岡村隆史オールナイトニッポン」、「オードリーのオールナイトニッポン」(後半はコーナーによってジングルは変わりますが流れる種類は一定のためこちらとします)、また声優ラジオも基本的にこの部類に属しますね。

      2. 特定の箇所のみ決まっている
        これは結構多いです。「このジングル来たしこのコーナーだな」と分かるものがあったり、最後のジングルが決まっている番組などはここに属します。例を挙げるときりがありませんが、「菅田将暉/三四郎/霜降り明星オールナイトニッポン(0)」などが当たります。

      3. ジングルの順番が決まっていない
        最後のジングルも固定になっていないものが含まれます。「伊集院光 深夜の馬鹿力」がいい例です。また、「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」は石井さん時代、順番がめちゃくちゃ不安定でした。

      4. ほとんど同じものが流れる
        順番どうこうの話ではないものが含まれます。
        爆笑問題カーボーイ」や「山里亮太の不毛な議論」「おぎやはぎのメガネびいき」「バナナマンバナナムーンGOLD」はCM明けのジングルは1つから2つであり、その他はハイライトジングル(後述)などをいれている番組が該当します。

    • ジングル単体の分類
      ここでの分類分けですが、1つ1つのジングルの種類を書き出していくとキリがないので、ベン図の要素にあたる部分のみ書いていきます。そこから色々な要素が組み合わさったのが各ジングルと思ってください。
      (ベン図みたいな図)

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        1. タイトルのみ
          これが一番スタンダードですね。声優ラジオや「#むかいの喋り方」でのジングル、時間調整のための「伊集院光 深夜の馬鹿力」ジングル、CM前の「爆笑問題カーボーイ」ジングルはここにあたりますね。この手のものは単純なのであまりワクワクはしません。ちなみにここ最近一番要らないなと思ったのは金子Dが三四郎ANNで作ったおしゃれな曲を長く流してタイトルコールしか入れないというやつです。ジングルの曲のみパートが長いし、そういうボケのジングルで一回流すなら分かりますが毎回流すんだ~って感じましたね。

        2. コメント付き
          タイトルコールの前後にコメントがつくジングルです。オールナイトニッポン系の「ニッポン放送をキーステーションに‥」やメール募集ジングル、「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」での「ビートルズを聞いてるといい企画が降ってくることがあります」ジングル、「花澤香菜のひとりでできるかな」の「干し芋モフモフ」ジングルはこれにあたります。

        3. フォーマット決め
          1つのフォーマットで毎週違った内容のことをパーソナリティが事前に収録したタイプのジングルです。例えば、「Creepy Nutsオールナイトニッポン0」での韻踏みジングルや「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」での「最近見た面白エンタメは‥」ジングルなどのものです。

        4. 投稿コーナー
          リスナーのネタが読まれる・使われるコーナー。読まれる例は「岡村隆史オールナイトニッポン」の点取り占いや、「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」のラジオチャンピオンです。「星野源オールナイトニッポン」ではジングルのコーナーと銘打ってやってますね。個人的には音楽的ジングルがなんかよかったです。ネタジングルも楽しくて好きですけどね。

        5. ゲスト
          番組に来たゲスト芸人が軽く自分のネタを披露したり、何かを喋るジングルです。「爆笑問題カーボーイ」にアイデンティティさんが来た際の野沢雅子モノマネジングルや、フォーマット決めと組み合わせると「岡村隆史オールナイトニッポン」でのゲストジングルや「三四郎オールナイトニッポン」での「ねぇねぇこれ見て」ジングルが該当します。

        6. 言葉弄り
          パーソナリティのタイトルコールをスタッフが編集したジングルです。分かりやすい例は「おぎやはぎのメガネびいき」のCM明けジングルや「ハライチのターン」のジングル、新生「ナインティナインのオールナイトニッポン」の2回目に流れた「ハライチのターン」でも使用された曲で作られたジングル、「小倉唯のyuiroom」の最初のCM明けジングルが該当します。
          個人的にはこのジングルは好きで、聞いてていつもほれぼれします。勝手ながら、その番組のスタッフさんはジングルにも力入れてるんだな、と思って少し嬉しくなってます。

        7. 音楽弄り
          ラジオのジングルが好きな方の中には「あのジングルの元歌って何だろう」と思い、検索する方もいらっしゃるのではないでしょうか。その際に、「このジングルって、この歌のこことここをつなぎ合わせて作ってるんだ‥」と分かるジングルが存在します。分かりやすい例は「おぎやはぎのメガネびいき」のCM前のジングルであり、これは「Dimitri From Paris」の「Sacre Francais」という曲のReady Made Happy Charm Fool Mixというアレンジが加えられた曲となっております。なお、この曲を配信で聞くことはできません。原曲はApple Musicで聞けます。
          Yellow Productions: 20 Years of Music

          Yellow Productions: 20 Years of Music

          • Various Artists
          • ハウス
          • ¥1375

          music.apple.comまた、少し系統は変わりますが、「バカリズムオールナイトニッポン」シリーズで使われていたジングルも世に流通されている曲にアレンジが加えられています。元歌の制作者であるTOWA TEIさんがバカリズムさんと親交があって、ジングルを制作してくださったそうです。

          また、元歌は基本的にこのアルバムに収録されています。ジングルを聞いたことがある方は是非探して見つけて興奮してください。

          SUNNY

          SUNNY

          • TOWA TEI
          • エレクトロニック
          • ¥2037

          music.apple.com



        8. ハイライト
          正直、ここについて僕は書きたかったんです。前回や過去の放送回の面白い部分の音源にBGMを乗っけるジングルです。これを作るのは中々労力がいることは分かっています。ですが、もしハイライトジングルにできそうだなと思った箇所があれば、是非作ってほしいものです。ラジオ作ってる人がこんな場末のブログ見てるわけがないので言っても意味ないですが。
          最近驚いたのは、ネットラジオである「Re:ゼロから始める異世界ラジオ生活」が思いのほか、きちんとハイライトジングルを作っていたことです。なお、番組自体は元作品の「Re:ゼロから始める異世界生活」を見てないとなんのこっちゃわからないです。

          www.onsen.ag

          ネットラジオでもきちんとしたものが作れるんですから、民法ラジオ各局はコラボするなんてことより、ハイライトジングルの作れるディレクターの育成に力を注いでほしいものです。
          ジングルをまとめていた時に聞いて興奮したハイライトジングルは、三四郎ANNで石井元ディレクターが作成したであろう、なかやまきんに君回の「フォレスト~ガンヌヌヌヌ」ジングルです。これは、下地のBGMすら番組内のきんに君の発言で構成されていることにすごさを感じました。同様の理由で「ベンションカンション」ジングルも1位とさせていただきます。マジで石井さんと宮嵜さん最高です‥
          もうちょい長くなりますが、ハイライトという意味では「オードリーのオールナイトニッポン」で番組終盤で流れる、今週のまとめみたいな音源もいいですよね。これはとある方がおっしゃってたのですが、オールナイトニッポンの1部のリスナーを2部にも繋げたいなら、最後までのハイライトを作って流せばいいと思いますね。そのためにもニッポン放送およびミックスゾーンはノンキに洒落たBGM流してタイトルコールしか入れないようなディレクターにハイライトジングルを作れる技術を身に着けさせるべきですよ。冗談ですけど。


バカみたいに文章書いてたら4500字超えてました。大体わかったと思いますが、自分は多少加工された人工物ジングルが好きでして、理由としてはスタッフの方がジングルにまできちんと楽しませてくれて、何より番組愛みたいなものを感じるからです。ハイライトとまでは言いませんが、タイトルコール以外のジングルが少しずつ増えていくと嬉しいですね。

また書き足したくなったら増やしておきます。ありがとうございました。